管理人ルーム
長岡高専インターンシップ2015
2015年10月1日
当社ではインターンシップ制度を設けており、毎年長岡工業高等専門学校(長岡高専)の学生さんをお迎えしております。
今年も長岡高専から3名の学生さんが来社し、インターンシップを受講しました。
当社のインターンシップは、少し変わっており、「作業」はほとんどありません。当社では経営者自らが行う講義が中心です。その他に、「こんなのあったらいいな」というものを企画、設計から製造まで自ら行い、作品を作り上げるということも行います。
経営者自らがインターンシップ生に講義
3名で考えをまとめ、発表をするというグループ学習も実施
就職試験を想定した面接練習(緊張しましたね)
CADを使って作品を考案中
絵に描いたものをカタチにしていきます
そしてインターンシップ中は、社員と同じように朝礼・終礼に参加、昼食も社員と一緒にとります。また実習中の2週間は当社の社員寮に入寮し、寮生と寝食を共にします。
昼食は社員と一緒
すっかり社員に溶け込んでいます
1名ベトナムからの留学生がおり、社員全員へ故郷の揚げ春巻きをふるまうサプライズも!
揚げ春巻きおいしかったです!
寮では自分たちで料理を作ります
ご飯を食べる時は全員一緒
寝食を共にした寮生との絆は永遠です
最終日にはインターンシップで学んだことをプレゼン発表
自分たちのオリジナル作品も発表
最後には修了式を執り行いました
今回ご参加いただいた3名様ともに真剣に講義に耳を傾け、少しでも多くのことを吸収しようと積極的に実習に参加していました。その姿勢に当社としても学ばされる点が多かったです。3名様のこれからのご活躍を心よりお祈りいたします。
県央工業高校生 インターンシップ研修
2015年8月4日
今年も新潟県立県央工業高等学校の生徒さんをお迎えし、2015年7月28日~30日の3日間インターンシップ研修を行いました。
一般的なインターンシップは現場での作業体験が多いようですが、当社のインターンシップでは現場作業はほとんどなく、経営者自らが行う講義が中心です。会社の全てを知っている会社のトップから直接指導を受けるというのが当社のスタイルで、「社会人とは?」「働くとは?」「仕事ができる人とは?」「社会に出たら何が必要か?」「採用される人とは?」など徹底的に時間を使って講義を行います。
最終日は模擬面接試験を実施。本番さながらに、緊張した面持ちで面接にのぞみ、企業が見るポイント、面接時の注意点など、実際に採用する経営者からの生の声に食い入るように聞き入っていました。
面接練習では緊張した面持ち…。
面接のポイントを経営者自ら指導。
今回参加いただいた生徒さんは三名。三名とも初日から元気なあいさつとインターンシップに取組む真摯な態度が印象的で、そういった姿勢からこちらも学ばされるところが多々ありました。
社員と一緒に昼食。社員とまったく同じように3日間過ごします。
最終日には修了証書を授与。御疲れ様でした。
当社は、これからの三名の活躍を祈っております。
白鳥の旅立ち
2015年2月24日
時は2月下旬。雪の降る量も少なくなり、田んぼにもあぜ道が見えてきました。
雪深い下田にも、ようやく春の足音が近づいてまいりました。
今回は間もなく北に旅立つ白鳥たちに会いに、いすゞ製作所の近くを散策してみました。
車を運転すること5分、すぐに白鳥たちの群れを見つけることができました。
数にして50羽ほどでしょうか?人に慣れているのか、私が近づいても怖がることなく冬の田んぼを優雅に泳いでいます。
その中にも、少しおっかなびっくりしている白鳥がいました。
まだ完全に、毛が白く生え変わっていない、若い白鳥です。
白鳥たちはこの時期になると北の故郷に帰ります。若い白鳥たちは初めての帰郷のために繰り返し、繰り返し飛ぶ練習を行います。
親鳥はそんな子供たちを、静かに見守っていました。
その姿はまるで人間の親子と同じに見えました。白鳥は人間とは違い「言葉」というコミュニケーションツールを持ちません。
ですが、白鳥の親子を見ていると「言葉」を交わさなくとも通じ合っているように見えます。もしかしたら、私たち人間は「言葉」に頼りすぎているのかもしれません。
外国に旅行したとき言葉が通じなくても、現地の方と分かり合える瞬間があります。それは人間が白鳥と同じ、動物だからではないでしょうか。
話は少し変わりますが、宮崎県の幸島に生息している猿の群れは芋を海岸で洗って食べる習性があるそうです。
一見、人間のような行動をしているように見えますが、その群れはボス猿も母猿も子供の猿もみんなで餌を洗って食べています。
その不思議な習性に興味を持ち、研究した京都大学の今西綿司氏と伊谷純一郎氏は「人間以外の動物にも文化がある」と結論付けました。
生態にまだ謎の多い白鳥ですが、人間と同じように家族を形成し、そこには文化があるのではないか、と感じました。
今年も白鳥たちの群れは、下田から旅立っていきます。今はまだ、頼りなく、飛び方も拙い若鳥たちが来年は立派になって下田に帰ってくることを期待して、筆を置かせてて頂きます。