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いすゞの一貫製造:工程5

抜く

精密板金の要であり、工程の先頭にいるのが「ザ・抜く」です。工作機械は一般的にはタレットパンチングプレスと言い、タレット(予め金型を装填して、必要な金型をプログラム通りチョイスできる仕掛け)に様々な金型を装着します。一言で言うと、一枚の板から必要なカタチを切り抜く装置です。当社は無人運転が可能な自動倉庫搭載型と、小回りの利く高速型の二機種が組み合わされているので、タイムリーに工程投入を実現しております。

工作機械と知恵

  • どんなに、性能の良い工作機械でも材料の装填は人力です。そして、加工後の次工程投入も人力です。人が工作機械を上手に使ってこそ、短納期低コストが実現でき、品質の安定と正確さが確保出来るのです。
  • 当社には、そんな工夫と知恵が随所に隠されています。言葉では、語りつくせない工夫と知恵。ぜひ、工場へご来社ください。秘訣を惜しみなく、公開いたします。(同業者歓迎!!)


抜き加工の設計

設計図面を機械へ送ります。
単純にデータを機械に流すのではなく、お客様に少しでもコストを下げた製品をお届けするために、資材の無駄が無いように抜き型を作成します。


タレットパンチングプレス(WIEDEMANN)

精密さを求められる試験器製造だから、最新の機器を導入して製造の始まりである「抜き」加工の精度にこだわっています。


金型のセット

最適な金型を組み合わせ機械にセットすることで、一枚の板から様々な製品を生み出すことができます。どんなに最新の機械をそろえても、良い物を創りたいという人の気持ちがなければ、ただの板を抜く機械でしかありません。お客様の課題を解決したいという気持ちと知恵が加わった時、機械を使う意味が生まれると考えています。