~江戸時代に思いを馳せて~
2018年7月3日
新潟はこのところ、蒸し暑い日が続いており、そんな時は花があっという間にしおれてしまったりするのですが、一日のうちに蕾だった花が開花するという楽しみもあります。
こちらの花菖蒲はもともと蕾だったのですが、1日のうちに開花していました。
この大きく爽やかな色の花びらが見事で、さっそく玄関に活けました。
花菖蒲は江戸時代から育成・品種改良されて現在2000種以上あるといわれています。
特に色あいと模様が繊細で、古くから日本人が魅了されてきた理由が分かる気がします。
「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・歌川広重の晩年の連作「名所江戸百景」の中の
「堀切の花菖蒲」では、百姓が育てた花菖蒲が描かれており、海外でも高く評価されています。
「堀切菖蒲園」は現存していますので、この時期タイムスリップの気分を味わってみてはいかがでしょうか?