長岡高専生インターンシップ
2014年10月6日
今年もこの時期がやってきました。
いすゞ製作所ではインターンシップ制度を設けており、今年は長岡工業高等専門学校 電子機械システムの1年生が2名来てくれました。
学校とは違う会社の雰囲気に緊張している2人です。
こちらとしてはこの2人がどう変わっていくかとても楽しみです。
(社内で風邪が流行っていましたので、マスクをしてもらっています。
顔が見えないですがご了承くださいませ…)
関川副社長は毎年どんなインターンシップ生が来るか楽しみにしています。
今年も大歓迎です!
いすゞ製作所のインターンシップは2週間あり、大きく座学と実習に分かれています。
その中でも座学は「人として何をすべきか」「この先どのようにして生きていきたいか」など、一人ひとりと向き合い考えを深めます。
そのうちのひとつ、
「君たちは何をするためにインターンシップに来たんだい?」
何事にも〝目的〟を定める大切さを一緒に考えます。この時間は、インターンシップ期間をどのような目的を持って過ごすか。学校の目的、企業の目的、インターンシップ生の目的。それぞれの目的を理解し、自分達の目的を決めてもらいました。
『座学その2』
ご両親へ手紙を書こう!
「えー!? 恥ずかしい…」と声が上がる中、日頃の感謝の気持ちを手紙に綴ってもらいました。便箋と筆ペンを駆使して自分の気持ちと向き合い真剣に書いています。この手紙はきちんと切手を貼って、郵送でご自宅まで大切に送りました。
実習では自分達の欲しいもの、プラス驚き・感動・喜びをテーマに作品をつくってくれました。
パソコンは得意でも初めての設計ソフトCADはなかなか使いこなせず、四苦八苦しています。
頭の中のイメージがどんどんカタチになっていきます。
歴代のインターンシップ生はしていない溶接にも挑戦しました。
そして出来上がった作品がこちら!
S君の作品 「ペンたて付ティッシュBOX」
自分の机の上にはいつもティッシュBOXとペンが必ずあることから、2つをひとつにした作品をつくりました。これこそ一石二鳥!
M君の作品 「パソコン台」
自分の部屋にはデスクトップのパソコンがあり、部屋を掃除するときにいつも持ち上げて動かさなければいけない。次第に動かすことが億劫になってきて、掃除をしなくなる…。
そこで、キャスター付のパソコン台をつくりました!これがあればパソコンもスイスイ移動できて、掃除もこまめにできますね。
心を込めてつくった作品が完成し一息つきたいところですが、次はプレゼンテーションの発表です。インターンシップの期間で感じたこと学んだことや、作品をどのような思いでつくったのかなど、自分の言葉で伝えます。
プレゼンテーション発表はインターンシップ11日目。
2人の顔つきも変わり、堂々と発表してくれました。
聞く側も真剣そのものです。
S君の作品を見て…
「軽いねぇ。これアルミつくったの?」
一緒につくった社員も興味津々です。
M君の作品は見た目こそシンプルですが、こだわりがたくさんあります。
「ここは丸くカーブしているんだね。手触りがいいよ。」
プレゼンテーションは非の打ち所がないほど、内容も発表も良く出来ていました。
彼らの思いも社員に伝わり、初心を思い出したことでしょう。
インターンシップは終盤ですが、まだまだ内容の濃い実習は続きます。
『面接練習をしてみよう!』
学校を受験するときや、インターネットにある面接とは異なり、企業が聞きたい重要ポイントや欲しい人材など、実際に面接をしてみました。
面接は入室するところから始まります。
練習とはいえ、緊張していますね。
面接する側まで緊張してしまいそうです。
そして、最終日。修了書授与式です。
インターンシップ生の2人は無事に12日間を終え、修了書を受け取ります。
長いようで短かった2週間。いすゞ製作所の社員でもおかしくない立派な2人です。
~ ぷちプライベート編 ~
インターンシップ生は会社へ出勤する前日に会社のみどり寮へ入寮しました。
寮では共同生活となり、炊事、掃除は自分たちで全てしなければいけません。
普段、実家住まいの2人には初めての経験です。
みんなご飯を作って、みんなで食べ、みんなでお風呂に入る。
寮で生活をすることで社員ともぐっと距離が縮まります。
また、インターンシップ期間の休日は、寮生の皆で下田村にある高城城址へトレッキングに行きました。
出かける前に作ったおにぎりを頂上で食べました。最高ですね!
みんないい笑顔(^^)
寮での生活も会社で過ごした時間もふとした瞬間に思い出してくれたら嬉しいです。
またどこかで会えることを楽しみにしています。