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新潟の伝統  笹団子を作る

2014年6月18日

とある日の寮での出来事。

「和菓子が食べたい。」そんな寮生の声に、「それならみんなで笹団子をつくろう!」そんな寮長の掛け声で、急遽みどり寮では笹団子作りを行いました。

 

笹団子はみなさんご存知ですよね。笹団子とは、餡を包んだヨモギ団子を笹で包んでスゲのひもで結んで蒸した和菓子で、新潟県人のソウルフードです。新潟では5月終わりから6月にかけて笹団子を作るのですが、最近は家庭でも作る機会が少なくなり、この機会にぜひ笹団子を作ってみようということになりました。

 

本来ならば生地作り、あんこ作り、山へ笹採りと本宅的にやってみたい所ですが、寮長以外は初心者なので今回は

1.餡を生地で包む

2.笹の葉で包み込み、スゲの紐で縛る

3.練った団子を蒸す

この3工程を行いました。

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餡を生地で包むところでは、粘土遊びのように手でこねこね、くるくる丸めていきます。童心に帰って、みんな夢中!

 

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まずは御餅つくりですが、一般的にはヨモギを練りこむのですが、当地下田ではごんぼっっぱ(オヤマボクチ)という植物で餅を緑色に染めます。ごんぼっぱを練りこんだ餅で寮長のご実家特性の餡を包み、餅の表面にサラダオイルを薄く塗ります。最後に寮長のお父さんが山から採ってきた笹で餅を包み、スゲの紐で両端を絞り、中央で紐を結び、笹団子の完成です!

寮生が一番苦戦したのは餡を包んだ餅を3枚の笹の葉で包み、最後にスゲの紐で団子を結ぶところ。しかしこれが一番肝心なところ。

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「きつく縛れない…」

3人が結んだスゲの紐はゆるゆる。なかなか寮長にようにうまく縛れない。

実はこれにはポイントがあります。それは「くびれを作ること」

「理想の女性をイメージしろ!」寮長に叱咤されながらなんとかうまく縛ることができました。

この後は、笹団子を蒸して、蒸しあがったらいったん冷ましてから食べます。その方がより風味が増し、おいしくいただけるのですが、寮生は待ちきれずに蒸したてをみんなで食したのでした。

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寮生はこの笹団子作りをとおして地元の伝統文化を学ぶいい機会を持つことができたのではないでしょうか。

地元の伝統を知る、日本の文化を知るという貴重な経験。寮長ありがとうございました!

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